TODAY'S CONTENTS
1:橋幸夫
2:三田紀房
3:近藤康太郎
4:チリツモ
↓これの続きのようなものか?
地獄「好きを仕事にする」
1:橋幸夫
最初に目についたのはこれで。
朝刊連載「時代の証言者 宿命の歌謡道」~橋幸夫さんの最終回です。昨年5月に歌手活動から引退した橋さんですが、今年4月に復帰を表明しました。自身の歌を生きがいとしていた高齢のファンの気持ちに無自覚だったと反省の言葉を口にしていました。そして力強く生涯現役を宣言したのです。(浩) pic.twitter.com/QA0MwpK1e1
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) May 20, 2024
>それによって大きな達成感を覚えたことはない
>全力で使命をこなすだけ
わかるー、この感覚。
橋幸夫みたいな人でも、「歌うの、大好き!」って感じじゃないんだ、ってちょっと意外でした。
いえ、意外ではありません(どっちやねん。
昭和の時代はね、生活のために芸能畑に足を突っ込んだ人が多かったのですよ。
美空ひばり然り、あの山口百恵さんだって家計を助けるために歌手を目指して、スタ誕に出たんじゃなかったかな。
歌うの好き❤️
歌手になりたい
自己実現のためではなく、所詮は河原乞食。
歌うことは生活の手段だったので、それに愛情を抱いていることに気づけていなかった。
さ、大原則ですよ、ご唱和ください。
愛するから手をかけるのではなく
手をかけるから愛せるのだ
2:三田紀房
二番目はこちら。
ドラゴン桜で一世を風靡した三田紀房さんのデビュー前から現在に至る軌跡です。
三田さんも家の借金を返すために始めた漫画家人生でした。
漫画家になるなんて微塵も思ってなかったけど、生活のために始めたものがやっているうちに面白くなって、それが大ベストセラーに化けたということです。
与えられた仕事にいかに成果を出すか、好き嫌いを言い訳にする余地などないのです。
追い詰められないといけないというわけではないですが、追い詰められるということはかなりの割合で結果を出すようです。
3:近藤康太郎
三番目はこちら。
私の大好きな近藤康太郎さん。
本書で初めて知りましたが、近藤さんもまた親の尻拭いでお金が必要となり、そのために選んだ朝日の記者という仕事でした。
橋さんの歌手、三田さんの漫画家、近藤さんの新聞記者、いずれもやりたいと思って就ける職業ではありません。
三者とも経済的な理由でその仕事を選び、食っていくために仕事に成果を出す研鑽を積み、その結果。
その結果。
その仕事を愛するようになった。
そして、愛した仕事からご褒美が。
やりたいと思って始めたわけではない仕事、そこにはいくつもの偶然が絡み合っていました。
4:チリツモ
その偶然に、「たまたま」に乗っかるための秘訣を近藤さんは書かれています。
事故に会え、と。
事故とは想定外のもの。
偶然ってaccidentalっていうじゃないですか。
まさに「事故」なんですよ。
事故には狙って会うことはできない。
つまり。
計画を立てて、失敗のないように動いてばかりでは遭遇できないものです。
これ、平たくいうとこうなります。
やってみたら?
近藤さんは記者として忙しい中も、好きなバンドのライブに行きまくってたそうです。
いえ、行きまくっていません(どっちやねん。
好きなバンドだけでなく、とにかく行きまくった。
その結果、鼻が利くようになり、音楽ライターとして評価されるようになった。
私が近藤さんに目をつけたのも、朝日に掲載されていた音楽がらみの記事によってです。
音楽ライターになろうと思ってなったわけではありません。
聴き続けた音楽が積み重なって、知らずのうちに山になっていただけのこと。
積み重ねようと思って積み重ねるのもいいでしょう。
でも。
積み重ねたつもりもないのに、積み重なっているものあなたにもあるはず。
チリツモ。
ご自分では気が付かないかもしれません。
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