TODAY'S CONTENTS
1:許せと言われて許せますか
2:サバイバー
3:神様のサイコロ
1:許せと言われて許せますか
一世を風靡したビリーズブートキャンプ、あれで痩せれる人は何をやっても痩せられると言われていましたね。その意は、そんだけハードだということ。
そのハードさに耐えられない人がダイエットジプシーとなるのです。やり抜ける人はなんでもできるのです。
許せと言われて許せるなら警察いらんやんね!です。
頑張れと言われて頑張れるなら警察いらんやんね!です。
許せと言われて許せる人、頑張れと言われて頑張れる人にコネクトロンは必要ないのです。
ただ「頑張れ」「許せ」と言うだけでいいなんて楽チンですよねー。だからその手の(どの手?)理論の展開が多い自己啓発系は金太郎飴なんですよ。
2:サバイバー
本日のテキスト
体験記というのは生き残った人によるものです。それを読んで「私も頑張ろう」「あなたも頑張って」という用途で使われることが多いかと思いますが。
が。
体験とはあくまで個人のもの。その人の状況でその人の持っているものだからこそなし得たというもの。万人に通用する汎用性に乏しいのではないかと。
この図式もまた自己啓発系と同じです。成功者のメソッドはその人が生きたそのタイミングで成立するもので、それをまとめたものが書籍化する時点とはタイムラグがあるのです。
私はこの本を読んで、抗がん剤治療の記述に「私には絶対無理」と思っちゃいましたよ。
私はこんなに頑張ったのよアピールは、ヘタレには効かないのです。
これを読んで励まされるのは、同じ強さを持った人のみではないでしょうか。
弱い人の助けにはならんやんか、と思ってしまった私を許してください。
3:神様のサイコロ
なんか宗教臭いという印象を持ったのですが、どっかの信者さんじゃないのですかね、いつも頼りにしている巫女さんから、これはなんかのお導きだとか必然だとか。
しかし!
とても参考になる記述がありました、神様のサイコロという章です。
件の巫女さんに相談に行きました、「私、死ぬんですか?」と。
巫女さんは表情を固くし、サイコロ振ってみる?と言われました。この巫女さんがサイコロを振るのは最後の最後、究極のときなのだそうです。
1回振って、出た目を見て、もう1回振るよ、と。そしてもう1度。さらにもう1度。
そして3回目を振り直したとき、ぼそっとひと言おっしゃいました。
「やっといい目が出た」
そして少しホッとした顔でおっしゃいました。
「死なせはしないから」あなたは神様を頼ったことがありますか?私はこのひと言で、光が差したように思えました。
私はまだ生きられる‥‥。
これは私のサイコロのやり方と同じで、いい目(卦)が出るまでやるのですよ。どんな手を打てばいい卦になるか、解決に向けての道筋ができるか、それを考え抜くのです。
2択のつもりがどんどん違う選択肢が現れるのです。
こうでなきゃいけない、これしかない、という限定された狭いものに可能性が広がるのです。
私に神様のような力はありませんが、閉じかけた視野をちょっと広くすることはできます。考えた結果に対して”神様”がゴーサインを出してくださるのでしょう。