生まれてきてよかった、と思えるためのヨシヨシ

まずは復習を。

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小さい頃の零は、ひなちゃんから手を差し伸べられたから救われたと思えたのです。
ここでもしもひなちゃんが、

あんた何へこんでんねん
世の中、そんな甘いもんやあれへんで
そんなこっちゃ、この先やっていかれへんで
おおきなったら、もっとしんどい事なんぼでもあるさかいな

なーんて言おうもんなら、零の中には、
世の中しんどいもんなんや、というビリーフが出来上がってしまいます。
っつか、それでなくても今しんどいのに、それを更に強化することとなってしまいます。
一種のあきらめを人生に対して抱いてしまうのではないでしょうか。
小さい頃にあきらめを植え付けられて人生を進めてしまったら、どうなるでしょうか。

たとえば3歳の時に、私なんていらん子なんや、というビリーフが出来上がっていたとします。
いらん子なんだというビリーフを持っている人がどんな人生を生きてしまうかと言うと

人から必要とされない

必要とされるためにはなにかしないと

過剰に何かをしてしまう

やってもやっても報われない

ということになりがちです。
いや、ほんま、こんなケースに少なからず遭遇しましたよ。

小さい頃の自分を励ますために、と頑張りを求める言葉かけをする方がいらっしゃるのですが、
頑張れるようになる前に、失ったものを与えておかないと、アンモナイト。

人生っちゅうもんはしんどいんや
めげずに頑張りや

と、声をかけるのはいいですが、エネルギーのない時にそれをしたって

えー、無理

と、なっちゃうか、もしくは

そうか、人生って我慢なんだ
自分を出しちゃいけないんだ

となります。
それって今のあなたの再現ですよ。
頑張れ、という励ましを受け取るためには基礎固めをしておく必要があります。
いらん子なんや、と思い込んでしまっている人には

いてくれてありがとう

いてくれるだけでいいんだよ

生まれてきてくれてありがとう

ああ、こうやって文字にすると非常に嘘くさいですね。
相田みつをかっ、と突っ込まれそうです。

たしかにね、これだけ言うと非常に違和感だったりします。
なので、これを言う前にもうひとつ作業が必要です。
それが、ただ受けとめる、受け容れる、ということです。
ノージャッジ。

いらん子なんや、と思い込んで傷ついている子の気持ちをうけとめること。
ただ、うけとめるだけ。

自分のこと、いらん子やってずっと思ってたんや
辛かったな、と。

受けとめてもらえた、と腑に落ちたなら、相手の言葉が受け容れられるようになります。
生まれてきてくれてありがとう、という言葉を素直に受けとめることができます。

念のため。
ここで、自分のこといらん子やって思ってたんや、アホやな
とか言ってはいけませんよ!!
タイミングが悪ければ、どうせ私ってアホなのよ、とまたいらんビリーフを植え付けかねませんので。

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