3月の読書メーター
読んだ本の数:42
読んだページ数:10261
ナイス数:909
パペラキュウの感想
蟹のようになってしまう奇病「パペラキュウ」に罹患したサチオと、サチオをかばい続けるマモルを中核とした物語。これを読んで頭に流れたのはサイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」でした。ウェブ上で連載されていたもの。サイトがいつ閉鎖になるやもわかりませんので、お早めにどうぞ。http://toyokazu39.at-ninja.jp/paperakyu00.html
読了日:03月31日 著者:松永豊和
[まとめ買い] 邪宗まんが道の感想
パペラキュウ( http://toyokazu39.at-ninja.jp/paperakyu00.html )の松永豊和センセが自身のサイトで連載していたもの。パペラキュウの連載が終わった後どうしてるのかと思ったらこれをKindleでアンリミにしたのか。一時はメジャー誌にも連載していた人が、本来の資質や後天的なものも含めどんどん追い詰められていく様が読んでていたたまれない。
読了日:03月31日 著者:松永豊和
チェンソーマン 1-11巻 新品セットの感想
後半えぐいからメンタルまいってない時に読んで、と11冊をまとめてテーブルの上に置いたのはチビ。読めということなのだな、と読んだのだけど。人はバンバン死ぬというか殺されるけど描き込みが多い割には白っぽい画面のせいかさほどグロさも感じず、デンジもポチタも切ないのぉ、という読後感だったのだけどそれをチビに伝えたところ、ジャンプ近年稀に見る人の命が蔑ろにされている漫画だ、と言われ、ああ、なんか作品上人が殺されることに麻痺してるかもしんない、と思わされました。
読了日:03月31日 著者:
あなたの「声」と「滑舌」がどんどんよくなる本の感想
数年前からカルチャーセンターでの人気講座がボイトレになっているというのが不思議でした。いまならオンラインの機会が増えたせいだってわかるんですけど。発声が、姿勢が、呼吸が、ということはどんな本や講座でも触れられていますが、鼻濁音の出し方とか母音の磨き方などはあまり他で見たことはなく大変役立ちました。図書館本ですが購入。
読了日:03月31日 著者:藤野 良孝,海保 知里
ふだん使いの言語学: 「ことばの基礎力」を鍛えるヒント (新潮選書)の感想
海外からの留学生の知人からたまに日本語の添削を頼まれます。間違ったことを教えてはいけなので文法などそれは真面目に調べます。日本語検定のテキストなど大変タメになります。言葉は道具で、道具は正しく使わなくてはならない。全く知らない外国語ならいざ知らず、空気のように、もとい、空気として使ってきた母国語は文法的な解析など知らずにいて正しく使えていることが多いです。無意識に使っているものの意味、意図を言語化して使い方に再現性を持たせるのが理論言語学と理解しました。膝の皿を割りまくりな内容だったのは、まさに思ってい→
読了日:03月31日 著者:川添 愛
聖☆おにいさん(19) (モーニング KC)の感想
ひょっとしてこのまま続くとこち亀になるのではないか。
読了日:03月31日 著者:中村 光
歌おう!の感想
近田さん、サエキさんに続き、このシリーズがよかったので全部借りるつもりなのですが。なんとこれは4年間で6刷まで増刷されてました。売れてるんだなー!!改めて検索したら著書も多いので、ゴスペル畑では第一人者とされているようですね。認識不足でした。
読了日:03月28日 著者:亀渕友香
楽天的闘病論
読了日:03月28日 著者:前田 益尚
本屋さんで本当にあった心温まる物語
読了日:03月28日 著者:川上 徹也
ルポ東尋坊: 生活保護で自殺をとめるの感想
ハチクロでの真山の台詞、好きな人が困った時に助けてあげるように経済力を身につけておきたい、っての。溺れた人を救うために必要なのはワラではなく綱なのだ。NGO月光仮面の代表ご本人も経済的に豊かではなく食べるものにも事欠く状態なのに自殺志願者が救いを求める電話をするための小銭を欠かさないように用意する。そしてその電話に救われた人たちもまた人を救うための活動に足を踏み入れる。こども食堂と同じく個人の懐目当ての福祉(?)は本末転倒だな。著者もまた手を差し伸べずにいられないという善意に感染していくのがよくわかる。→
読了日:03月26日 著者:下地 毅
手のひら先生の高麗手指鍼療法の感想
オーリングテストが登場すると一気に胡散臭さ感が。
読了日:03月26日 著者:長谷川 和正
「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ (14歳の世渡り術)
読了日:03月26日 著者:磯野真穂,今井出雲,岩崎航,うかうか,小野ほりでい,KOHH,こだま,小林エリコ,斎藤環,齋藤陽道,整形アイドル轟ちゃん,末井昭,橘ジュン,ハルオサン,春名風花,はるな檸檬,pha,藤井美穂,松本俊彦,水島広子,水谷緑,向谷地生良,村明子,モモコグミカンパニー,やばいちゃん
それでも生きる ――国際協力リアル教室 (ちくま文庫)の感想
コロナのためにこれまでセーフティネットとして機能していた”風俗”がその用をなさなくなったと問題になったけど、そもそもそれに携わることが幸福感につながらないものを命綱としなくてはならない矛盾の解決にまではなかなか繋がらない。それでも生きる、というタイトルに、トンネルから抜けて明るい光の中に出るべきだという強い思いを感じる。幸福でないセーフティネットはいつまでも頼りにするべきものではないのだ(当たり前。
読了日:03月26日 著者:石井 光太
カラヴァッジョ原寸美術館 100% CARAVAGGIO! (100% ART MUSEUM)の感想
2019年、名古屋と大阪で拝謁(違)しましたカラヴァッジョ。印刷技術の為せる技なんでしょうけれど、倍率が100%のものの筆致再現のリアルさときたら!原寸再現って折り畳んで広げたら原寸になるとかなのかなと思っていたら、作品の一部のみが原寸となっている。そのセレクトが絶妙で、そうそう、そこをガン見したかったのよ!という箇所がどアップになっている。解説は最小限にしたとありますが、コンパクトなテキストが作品への理解を深めやすくしています。この内容でこのお値段はお得すぎる。堪能できました。
読了日:03月25日 著者:宮下 規久朗
白崎裕子の必要最小限レシピ ――料理は身軽にの感想
読んだ限り素晴らしい(まだ実践してないので)。調味料も調理器具も最小限で済むというのはありがたいことなので、是非ともやってみたい。切り干し大根を蒸すというのと、塩水に漬けたらプチトマトの皮がすんなり剥けるというのは目から鱗。
読了日:03月22日 著者:白崎 裕子
ジョーさん。の神速うまレシピ (PHPビジネス新書)の感想
小泉長男の「プラスチックって石油でできてるんですよ、知ってました?」って発言が話題になってますが、それを知らなかった人からしたらコイズミンは博学の素晴らしい人ということになるのでしょう。それを知らない人、それを必要な人にこそ届けるべきだ、というマーケティングの基本でしょうか。
読了日:03月22日 著者:ジョーさん。
私の穴がうまらない (コミックエッセイ)の感想
レスのお悩みとは全く想定外で。男性ができない原因はわかりやすいけど、女性のそれについても触れられていたのが新鮮。頭と体と気持ち、この3つの向かうベクトルが一致しないと交合は成立しないのだ。一致させるためのコミュニケーションが必要、というお話でした。
読了日:03月22日 著者:おぐら なおみ
心に響く! 美しい「日本の言葉」2200 [日本語力アップシリーズ]の感想
意外な良書。見やすいレイアウトで言葉の内容がスムーズに頭に入ってきた。
読了日:03月22日 著者:
マンガで読む名作 ソクラテスの弁明の感想
原作は全く知らない無教養人でスイマセン。本書で描かれているソクラテス、こんなイキった人だったの?という印象。苦しまずに死ねたならよかったね。
読了日:03月22日 著者:プラトン,横井謙仁
週刊文春 2021年3月25日号[雑誌]の感想
買ったのは紙版。Twitterのタイムラインをあまりに賑わせていたのでコンビニ行きました。腐りっぷりに呆れると共になぜ文春しかこれを発表できないのか、その方が恐ろしい。毎度のこと「家の履歴書」のお尻に桜玉吉のコーナーがあるのが違和感で。土屋賢二センセの自動車の憂うべき未来には目から鱗。
読了日:03月21日 著者:伊集院静,桑田佳祐,林真理子,みうらじゅん,草笛光子,町山智浩,宮藤官九郎,能町みね子,武田頼政,貴志祐介,土屋賢二,出口治明,柳家喬太郎,益田ミリ,東畑開人,東海林さだお,平松洋子
THE BIG ISSUE 403号の感想
これはフーファイのファンが食らいつくぞ!と思っていたらほんとに食いつかれたw 雨宮処凛さんがずっと追いかけていらっしゃる女性の貧困問題、コロナも相俟ってシャレにならない状態のよう。ホームレス問題はほんと他人事ではない。「遺伝子の”人間の仕様書”が時代遅れに」は興味深く読みました。発見された当初は画期的なものであっても、年月を重ね対応できない事例が増えているなら手放すべき概念もいっぱいあるのでしょう。
読了日:03月19日 著者:
離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たちの感想
離島とただの島ってどう違うの?と検索してしまった。物流のおかげでどこにいても手に入らない物はないけど、それが在庫となると話は違う。離島の本屋さんはいかに在庫を整えるのか。どうセレクトするのか。お取り寄せならたとえ1ヶ月待とうとも構わない。人は本当に本が必要なようで、あれば手に取ってしまう。それしか選択肢がない時であれば人はそれを手にする。離島という選択肢が限られた場所では書店店主がいわば創造主。店主がセレクトしたものがその島で人が手にできる本の全て。洗脳するのにこんないい場所はないと黒いことを言ってしまお
読了日:03月17日 著者:朴 順梨
84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なことの感想
エコーズの頃のこと、バカにしててすいません、と謝るのは2回目。「大家さんと僕」に近しい読後感、それは「そういう環境だったんだな」です。親のおかげ。梨園のように、先代からの美意識が次へと受け継がれていくのだろう。お母さまを育んだお祖父様がすごい、ってことになるのかな。石橋凌もこんな感じだったような。
読了日:03月16日 著者:辻 仁成
文章予測 読解力の鍛え方 (角川ソフィア文庫)の感想
推理小説は推理しながら読むものだそうで、私はそれをしないから推理小説が苦手なのかなと思っていました。推理と予測は違いますけどその先を考えながら読む。意識していなくても実は人はそれをしているというのが目から鱗でした。そして読書とは書き手と読み手の会話のキャッチボール。意外に感じるということは何かを想定していたからこそで、投げられたボールを自分はどんなつもりで受けようとしていたのか、そこに意識をむけたことなどなかったです。
読了日:03月13日 著者:石黒圭
五色の舟 (ビームコミックス)
読了日:03月12日 著者:近藤ようこ,津原泰水
11 eleven (河出文庫)
読了日:03月12日 著者:津原泰水
重版出来! (16) (ビッグコミックス)の感想
圧巻。編集さんってこんな風に仕事すすめるのか。本ってこんな風に出来ていくのか。打ち切りされた作家さんをひっぱり上げていくとこ、田中センセがどんどん健康になっていくのは黒沢と組みたいという気持ちゆえというとこ、そしてコロナのために仕事のやり方を変えざるを得なかった作家さんたちの状況、全てが熱かった。
読了日:03月12日 著者:松田 奈緒子
自由帳みせて! (福音館の単行本)の感想
アイデア出しには罫線のない紙がいいってのはビジネス系ライフハックなどでよく言及されること。線のないノートの定義っぽいことがわざわざ巻頭であり、なんつか逆にいかに自由でないのかを再認識させられた感が満載。好きにやっていいんだよ、と許可された場でないと自由にできないという拘束の強さ。自由帳以外でも自由に思いを出せる場を誰もが持てますように。
読了日:03月12日 著者:
縁食論――孤食と共食のあいだの感想
水道を民営化してはいけない、というのと同じで(同じなのか?)人の命に関わることをお金と引き換えにするシステムには綻びが必須、と感じました。
読了日:03月12日 著者:藤原辰史
きみにかわれるまえにの感想
こ、これはヤバイ。ペットは責任持って育てましょうというだけでなく、なぜそのペットが必要なのか、なぜ飼えなくなるのか、という結局は周囲の人との繋がりの問題にフォーカスさせられる。人はひとりでは生きていられないっていうけど、ペットもひとりでは飼えないのかも。ひとりで飼ってるつもりで、実はいろんな人の手がかかっている。ペットを通じて人との関わり方を見直させられる。
読了日:03月11日 著者:カレー沢薫
60分でわかる 人体のトリセツ 2021年 3月号増刊 [雑誌]の感想
コンビニでオレンジページのsサイズを手に取り、いかん、いかん、無駄遣いだ、と手放したものの隣にあったこれを買ってしまう。バカなの!それも以前に買ったもの( https://bookmeter.com/books/17053744 )とほとんど同じなのに! 解剖学での苦労がついこの手の簡便なものに目を引き寄せられるのだろう。590円でこの内容ならお得だけど、どんな層をターゲットにしているのか、コンビニ店頭で実際のとこどれだけ売れるものなのか、店頭に並べるのは店主のセレクトなのか。謎。
読了日:03月10日 著者:
仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだの感想
表紙イラストで、女子マネドラッカー本みたいなものかとの想像を裏切られる。重版出来が好きな方ならのめり込んで読めるだろう。実在の書店の物語にフィクションの取次新人営業を絡ませるという構成が巧み。Amazonではなしえない本と人との繋がり。企画力の大切さが訴えられている箇所には、著者の本業ならではだな、と思わされました。ただの胸熱物語で終わらない。
読了日:03月10日 著者:川上 徹也
糸子の体重計 (単行本図書)の感想
子どもは食べ物を自分で調達することができないので、食べ物・体重に関わる問題は畢竟親や家庭の問題を炙り出すことになる。幸せに食べることができているなら、摂取と消費のバランスが一時的に崩れてポッチャリになることもあるだろう。それをからかわれてしまうと痩せなくちゃ地獄に陥る。幸いにも糸子はそうならずに済んだけど、ポッチャリでガハハな狂言回しという役割がステレオタイプに思え、子どもの世界の繊細さの設定がなんかあざとく感じてしまった私を許してください。
読了日:03月10日 著者:いとう みく
しあわせの牛乳 (ポプラ社ノンフィクション―生きかた)の感想
読友さんのレビューより。量を多く、という記述が引っかかった。スーパーの棚を埋めるための量を作ることが必要、それが生き物本来の生殖から遠く離れたことを強いることになるのだな。福岡正信の自然農法のように自然を信じていれば人間に必要なものは与えられるのだろう。欲をかくからいけないのだな。家畜は野生の動物とは違い人間の関与が絶対に必要。それは檻に押し込めることではなく、動物の「ここちょっとお世話して欲しいんだけど?」というリクエストに応えるだけのこと。その距離感が中洞さんの牧場では成立している。幸せな距離感。
読了日:03月10日 著者:佐藤 慧
千一夜の鍵〔小学館文庫〕 (2) (小学館文庫 (さB-38))
読了日:03月08日 著者:さいとう ちほ
千一夜の鍵〔小学館文庫〕 (1) (小学館文庫 (さB-37))
読了日:03月08日 著者:さいとう ちほ
ウナギが故郷に帰るときの感想
タコの次(https://bookmeter.com/books/16880101 )はウナギ。レッドデータアニマルだから元々食べなかったけどタコに引き続きもう食べられない。白尾加奈子さん挿画はとてもチャーミング。しかし。これが海外でバカ売れしたというのはウナギという「食材」との関わりが日本以上に濃密だからではないか。土用に食べるだけのものではなくより深く生活に根ざしている。しかし生態のほどは謎。その謎具合が聖性を崇めることとその逆の両方のイメージを持たせ、人々のウナギへの感情はますます複雑なものとなる→
読了日:03月06日 著者:パトリック・スヴェンソン
THE BIG ISSUE 402号の感想
巻頭リレーインタビューはエトセトラブックスの松尾さん、泣いたら負けの男の価値観から、泣きながら仕事をすることへの転換。泣いたり怒ったりしながら女性は権利を獲得してきたんだ。
読了日:03月05日 著者:
ちいさこべの感想
望月峯太郎のを読んだので。
読了日:03月03日 著者:山本周五郎
ちいさこべえ コミック 1-4巻セット (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)の感想
読友さんの記録で知り私としたことが望月峯太郎先生(敬称つき)の作品でその存在を知らないものがあったとは!!速攻アマゾンでポチ。感想をあげるのは原作を読んでからにしようと原作も速攻ポチ。比べるものでもないけど望月峯太郎が圧勝なのは絵の力もあるゆえ。ほぼほぼ原作と同じ内容、いっそ大工じゃなくてもよかったんじゃないの?と一瞬でも思った私を許してください。大工という生きながらえた技術だからこそ、不変なものと時代によって変化するもの、双方の大切さを描くことができたのでしょう。→
読了日:03月03日 著者:望月 ミネタロウ
ミュージック・マガジン 2021年 3月号の感想
手に取ったのがン年ぶりなら購入したのは間違いなく15年ぶりぐらい。あまりの変わらなさにタイムスリップしたかのような気になったのは大袈裟ではなく!サブスクじゃなくてちゃんとアルバム買わなきゃな、と思わされました。特集目当てだったのですが、ベテランライターさん達の変わらぬ筆致に何か掻き立てたれたような思いとなりました。
読了日:03月02日 著者:
よつばと!(15) (電撃コミックス)の感想
Amazonから届いたパッケージを開け取り出し表紙の美しさに息を呑んだ。何か特別な加工でもしてあるのかと撫でた。そしてランドセルの項を読み終わってまだ涙が止まらない。
読了日:03月02日 著者:あずま きよひこ
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