↓これの続き
3)捨てられたのは誰のせい?
顔色をうかがって、波風立てないようにしているという状態、波風がたってないので一見平和そうに見えます。
実はこれ、4つのパターンがあります。
顔色をうかがう方をA、顔色をうかがわれる方をBとします。
Aが顔色をうかがっていることを
1:Aは自覚がある、Bも気づいている
2:Aは自覚がある、Bは気づいていない
3:Aは自覚がない、Bは気づいている
4:Aは自覚がない、Bも気づいていない
さ、この4つでモラハラ度が最も高いのはどれだと思いますか?
1です。
顔色をうかがっているということに双方の認識があると、操作しやすいからです。
こいつ、俺のこと怖がってんな、よ〜し、怯えさせてやれ、となるのです。
顔色をうかがう=怖い
実は自分は怖いのだ、と気づいたらいろんなことが違ってきませんか?
そうも緊張してるのだ、と思ったらしんどくないですか?
怖いと思うのは、怖がらせた何かがあるからです。
男性が怖いなら、男性の顔色をうかがってしまうなら、それは男性から何かそういうものをインプットされてしまっているからです。
ハイアーさんはオジさん宅に預けられていた際の痛みは十二分に自覚があります。
痛みはオジさんから与えられたものだけではなく。
それを思うと心がたぎります、痛みます。その自覚はあるのです。
が。
それが現在の自分とどうつながっているのか、それはなかなかわかりにくいことです。
※この因果をはっきりとさせるのがコネクトロンの得意とするところです。
オジさん宅に預けられしなくてもいいイヤな思いをする羽目になったのはお父さんの”せい”です。
でも。
何十年ぶりに会って一緒に住むことに抵抗がないくらいお父さまにネガティブイメージはなかったのです。
ええやん、ええやん、の”せい”で。
2)捨てられたのは誰のせい?
重要なことはいつもセッションの最後の最後に出てくるのですよ。
だからなかなか終わることができないのです。
ハイアーさんが成長してからお母様に会ったとき、お母様はそれまでハイアーさんが知らなかった過去のことをいろいろと話してくださったそうです。
そして、つぶやかれたこと。
男の人って怖いね
しかし、このお母様の発言で示されている「男の人」とはお父様のことなのです。
お母様はこういうべきだったのです。
お父さんって怖い人だね、と。
それはハイアーさんが抱いていたお父さん無害イメージを覆すに十分なものでした。
お父様はずっと無害の仮面をかぶってお母様を支配されていたのでしょう。
だからこそ、不安要素はありつつも求められるままに結婚してしまったのではないでしょうか。
わかりやすい暴力などの方がマシです、だって回避しやすいから。
わかりやすい暴力ではなく、顔色をうかがわせるという支配。
怖い、怖い。
ハイアーさんはそれに取り込まれてしまっていたのです。
男の人って怖いね、という呪いの言葉でもって。
本当に怖いのはお父さんだったのに。
今日お伝えしたかったのは、顔色をうかがう、というのは、実は怖れているということです。
怖い、と口に出してみてください。
あなたの中にある本当の感情は「怖い」ではないですか?
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終)捨てられたのは誰のせい?