2)捨てられたのは誰のせい?

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1)捨てられたのは誰のせい?

慕っていた父親と無理矢理引き離され、会いたさに家出までして、それだけの思いがあれば20年の離れ離れの時間などなかったも同じなのでしょうか。

引っかかるのは私がコミュ障だから?”普通”は父親だったらいくら何十年会ってなくてもすぐに一緒に住めるものなの?

ハイアーさんによれば、お父様は鷹揚で屈託のない方だったそう。

何かあっても、「ええやん、ええやん」で済ませてくれる。

お父さま、いい人!

いい人?ほんとに?

起きた問題、「ええやん」で済ませてしまったら解決しないではないですか。

そう、お父さまは問題にちゃんと向き合わない方だったのです、実は。

お父さまが一番やらかしてしまったこと、それは、自分の妻の問題に向き合わないことでした。

向き合わない=責任を取らない

ハイアーさんのお母さまのご病気は若い頃からのもの。

お父さまが結婚を申し出た時、ご家族は反対したのだそうです、しかしお父さまは「ええやん、ええやん」で一緒になり。

り。

自分の妻の病状がひどくなった時、責任をとることを放棄したのです。

お母さまは医療施設へ、ハイアーさんは伯父様のもとで育てられることとなったのです。

ハイアーさんは確かに捨てられました。それは事実です。

伯父様が「お前は捨てられたんだ」と言ったのも事実です。

しかし元はと言えば、反対を押し切って「ええやん、ええやん」で結婚したのに責任を放棄したお父さまが最大の戦犯です。

伯父様は、自分の妹を心配して結婚に反対し、父親に捨てられた姪を引き取り、そして結婚の際は父親に責任を取らせようとしたのです。

伯父様の怒りの対象はハイアーさんではなく、お父さまだったのです。自分の妹、そして姪への責任を果たさなかった義理の弟への怒りだったのです。

確かに伯父様からの心ない仕打ちもゼロではありませんでしたが、ハイアーさんがそういう環境に身を置かざるを得なくなったのは実父さまの”せい”なのです。

いわば「ええやん」の呪いです。

ハイアーさんのお話をうかがっていて、当初は私も伯父様への印象が悪かったです。

結婚と離婚の経由をうかがって、なんや、悪いのはお父さんやんか、と気づけたのです。

気づいたことをいかにわかっていただくか、セッション当日ではその事実をなかなか受け入れていただけなく、日にちを置いてから気づけていただくケースも多いです。

これは私にとってもなかなかタフな作業でして、だって慕っていらっしゃるお父さんを全否定しなくてはいけないのですから。

でもこれを受け入れていただかないと、問題は解決しないのです。

本当の原因に気付いていただけないと。

矢面に立たされるのはやっぱりおかあさん

なので暴力をふるっていたとか飲む打つ買うをしていたとかの方が分かりやすくていいのです。

「ええやん、ええやん」の正体は分かりにくいのです。ましてや子どもの頃だと。

お仕事での技術向上が思うように進まない、というのがハイアーさんから提示されたお悩みでした。

そこからお父さまの正体にたどり着きました。

如何せんフルセッションはまだなので、他にどんなものが出てくるかわかりません。

ハイアーさん、心から安心できる場がありませんでした。ずーっと気を張っていなくてはいけなかったことでしょう。

その張り詰めていたしんどさが、時限爆弾のように飽和状態となったかのようです。

張り詰められなくなったのです。

それが思う通りに仕事を進めることができないという、いわばアンコントローラブルな状態となったのでしょう。

いつになるか分かりませんが、フルセッションをさせていただいて、ちっちゃいちゃんが姿を表して、そして見失った宝物との再会を果たしていただきたいです。

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3)捨てられたのは誰のせい?

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