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4)亭主元気で留守がいい
ヘルシオさんはご自身の感情の変化を詳細に記録されているそうなのです。
何があって、何を気づいて、どんな気持ちになったか、ということを。
なのでご自身の感情の変化の分析は巧みです。分析するばっかりで感じないというケースも多いですが、ヘルシオさんはしっかりとご自分の気持ちに向き合っていらっしゃいます。
ヘルシオさんは「何もしたくない」んじゃなくて、「”何もしたくない”と言いたかった」のです。
”何もしたくない”とさえ言えなかった。
つまりは思ったことが言えない、言いたいことが言えない、という状態ですね。
当然のこと、「言いたいことが言えない」は「言いたいこと」「やりたいこと」にどんどん蓋をしていってしまうのです。
言いたいほんとの気持ち、本当にやりたいという思い、それらはどんどんと姿を消していくのでした。
それが「やりたいことがわからない」、そして「何もやりたくない」という偽りの思いになってしまったのです。
やりたいこと、ほんとはいっぱいあったのです。
「やりたい」が蓋を開けて天岩戸から出てきそうになった時、新たな蓋がやって来たのです、病気に姿を変えて。
足止めになりそうだった病気は、それに至る経緯の総ざらえをすることでその役目を終えそうです。
いえ、終わりません(どっちやねん。
病気はヘルシオさんから仕事を遠ざけました。
仕事=収入
やりたいことをやるには資金が必要です。
軍資金も必要ですが、働いていないという罪悪感にも責められます。
誰に?
夫さん?
いえいえ、夫さんは責めたりなんかしませんよ。
責めているのはお母さんです。
いえ、違います(どっちやねん。
正しくはお母さんによって責められた過去の残像です。
病気をしたらお金がかかると責められた。
本当にやりたかったことはお金がかかるからと諦めさせられた。
お金の問題もまた、病気と同じくヘルシオさんの「やりたい」を邪魔する強敵です。
いわばラスボスでしょうか。
ラスボスの正体を炙り出すことになったのが、アンケートに書かれていた遺産相続の問題です。
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6)亭主元気で留守がいい