出産は親の幸せのためか(2022/06/15分)

20代の女性。両親が幸せになるために私を産んだとしか思えず、怒り、寂しさを感じており、とてもつらいです。以前から、不幸になる可能性があるのに子どもを産もうと考えるのは無責任ではないか? 不妊治療をしてまでなぜ産みたいのか? 子どもの了承もなく産み、家族という型にはめるのはゆがんでいないか? などと考えてきました。

友人に意見を求めても、「好きな人の子どもがほしい」「親に孫の顔を見せたい」など、やはり子どもよりも自分優先。どうしたらこの感情と決別できるでしょうか。(東京・E子)

相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220614-OYT8T50069/

昔の中国の話で、親か子か、殺すならどっちがいいかって怖いものがありました。

正解は(正解て)子。

なぜなら、子はまた産めるから。親は代わりがないから、ということだそうで。

子どもを大切にする文化というのは実は古いものではなく、親の老後を見るため、家を存続させるため、労働力として、という考えがずーっとありました。

そういう文化の中で、生まれてきたことをありがたく思える人というのは少数派だったのではないかな。ヒエラルキーの上層部にいる人とかね。

自分が人を幸せにすることができていると思えたなら、それだけで多幸感に包まれそうなものですが、相談者さんは親から傷つけられた痛みの方が勝っているようです。

いえ、勝っていません(どっちやねん。

コネクトロンで提示させている原則のひとつです。

されたこととしてもらったことは相殺できない

↑とても重要です、試験に出ます。

子が自分を言い聞かせるためにやることです。

相殺しろと言われて相殺できますか?

親から傷つけられた、でも、親はこれをしてくれたから感謝しなくちゃ

感謝で傷を塞ごうとするのですが、傷とは違うところに薬を塗ったって傷が治るはずありません。

薬は傷に塗らないといけないのです。

これが通常ともいえるパターンなのですが、相談者さんは逆。

親から愛された、でも、親に傷つけられたことがあるから愛を受け取れない

このような状態ではないかと。

やるべきことは、愛されてたでしょ、と言い含めるのではなくもちろん、傷ついちゃったよね、です。

今日はカードです。

・ブロックしているもの「シャドー」
・では、どうするか「リーダーシップ」
・得られるもの「自由」
・現状「太陽の逆位置」

相談者さんは「親は自分の幸せのために子をなしている」ですね。

ということは、子は親を幸せにできているのですよ。

すごいことしてるのですよ。

すごくないですか?

そんなすごい自分、ご褒美に値すると思いませんか?

子をなすことが自分のためであるなら、ご褒美に子をなしちゃってもいいじゃないですか。

だってあなたは親御さんを幸せにするというすごいことしてるんだから。

ひとつご提案。

植物なり動物なり、何かお世話して育てるということをなさってみてください。

手をかけることで愛情が生まれてくるということが実感できるでしょう。

回答はいしいしんじ(作家)さん。

子どもを「作る」かどうかも、まったくの自由。ただ、あなたの意思がどうあれ、いつか、ひょんと「きてくれる」かもしれない。そのとき、その苛烈な旅路をねぎらい、祝福することだけは、どうか忘れずに。

子どもってすごいね、人を幸せにするために生まれてくるんだね。そんなすごいもの、何よりも大切にしなきゃいけないんだ。本来はね。

滝詣連続672日目(2022/06/15分)

電車の中で「東大英単語熟語鉄壁」という本を開いてる男子。あ、あんた東大うけるんか!って思わずガン見してしまった。私も東大の赤本でも持ち歩こうかなあ(なんのために?)

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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