60代の主婦。母の介護についての相談です。実家から約100キロ離れた場所で主人と暮らしています。実家の母は80代後半。兄の家の隣で一人暮らししていますが、足腰が弱り、毎日のように私にきてほしいと電話してきます。
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私は義父母の介護でうつ状態になって、股関節症も患い、母の介護は無理です。主人は「お前の兄夫婦がみるべきだ」と言います。どうしたらよいでしょうか。母は絶対に施設は嫌だ!と言っています。(山口・P子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221110-OYT8T50094/
これはおつらい。関わる人すべてが相談者さんにとって負荷となっていますね。
助けてくれる存在がない。
介護の問題は、助けになる窓口を見つけることと、助けに慣れないことの罪悪感からいかに解放されるかがテーマかと。
助け続けたら、力不足を責めることになりますし、手を離したら離したでもちろん自分を責めることになります。
なんですか、介護問題って自分を責めることとセットですかね。たまりませんね。
今日はサイコロです。
風沢中孚の上爻、飛ぶことができない鶏が高く空に昇っては落ちるだけ
未来を示す之卦は水沢節、厳しすぎることは凶でしかない
解決策を示す互卦は山雷頤、体に悪いものを入れては自らをよく養うことはできない
施設に入るのがイヤだ、というご本人さんの意向に動けずにいるケースの多いことよ。
共倒れは避けなくてはなりませんよね。
これ以上何かを背負う必要などないほど、十二分にされてきたではないですか。
残りの人生を自分最優先にすることを選択なさってはいかがですか。
遠く離れたとこにお住まいというのが不幸中の幸いです。
公的なケアを得ることにつなぐことをやるべき最後の仕事として、新たな方向に舵をきってください。
回答は藤原智美(作家)さんです。
やるべきことを終えたら、ほかはいっさい忘れて、自分の人生と幸せに向けて歩まれることを願っています。
相談者さんを大切にしてくれない人とは、心身ともに距離をおかれることがオススメです。