60代の女性。フルタイムで働いており、仕事はとても楽しいです。料理が好きで、新型コロナウイルスの影響が出る前は、ホームパーティーも開いていました。
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この先の10年、20年、どんな心持ちで生活すれば、穏やかでいられるでしょうか。80歳をすぎて生き生きと活躍している人を見ると、とてもうらやましく思うのです。それぐらいの年になった時の自分をイメージすることができません。どう過ごしていけばよいのか、アドバイスをお願いします。(千葉・I子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221107-OYT8T50124/
生き急ぐ、という表現に違和感で、何がどうなったら現在の相談者さんが「うらやましい」と感じている80代なのか。
”急ぐ”の反対が”ゆっくり”、どうも緩急ではなくて詰め込み具合の問題のように思われます。
>いつも、いい妻、いい母、いい祖母でいなければいけないと思っています
相談者さんの問題はこれに尽きるのではないでしょうか。
現状「ねばならない」に囚われている、そこから解放されることが「生き急がない」ということではないかと。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「執着」
・では、どうするか「真実」
・得られるもの「成功」
・現状「ヨウム、もとい、女教皇」
囚われているのが「ねばならない」であるなら、大切なのは「なぜ、そうなってしまったか」です。
相談者さんは求めている何かと引き換えに「ねばならない」を取り込んでしまわれたのです。
何かを持っていない自分はダメだ、その穴を埋めるために一生懸命に「ねばならない」をなさっています。
いつ、どこで、誰から、何が欲しかったですか?
「ねばならない」をやってしまっていることで、引き換えにどんなデメリットを被ってしまっていますか?
追いかけていた「ねばならない」が実は必要ないもの、もしくは、すでに手にされていることに気づかれますように。
回答は増田明美(スポーツ解説者)さんです。
人生100年時代、60代はまだひよっこ。「代償を求めない!」と決めて、心の修業をしながら走り続けるのもいいかもしれません。あなたの人生、これからです!
穏やかでなくても大丈夫なんだ、と思えたら、穏やかでいなくてはならない、という”ねばならない”がひとつ無くなりますよ。