２０代の女子大学生。３年前に親友を、２年前に父をそれぞれ亡くしました。
・父は長い闘病の末の病死
・私の大学入試の真っ只中、入試後に環境が変わったためか心の整理はつきやすかったよう
・しかし親友の死はいまだに受け入れられない
・親友は自死だった
・親友から「父親とうまくいっていない」とは聞いていた
・私自身が父と仲良し、かつ父が闘病中のため「お父さんは大切にした方がいいよ」と言っていた
・のちに親友が父親から暴力を受けていたと聞いた
繊細な彼女を自分が傷つけてしまったかもしれず、心の闇に気付かずに軽い言葉を言ってしまったことを思い出して何も手につかなくなります。どう気持ちを切り替え、乗り越えていけばよいですか。（Ｇ子）
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
お気持ち、お察しします。
相談者さんを苦しめていたのは大切な人を失った悲しみだけではなく、罪悪感もあったのですね。
むしろそちらの方がキツいことでしょう。
罪悪感に囚われてしまうとつい忘れがちになります、なぜそのことで自分を責めてしまうのかということを。
大切な人だったから悲しいのです、自分を責めるのです。
自分を責めてばかりいると悲しむことができない、すると悲しい思いは終わらないのです。いつまでも未完了なものとして残ってしまうのです。
自分を責めるのではなく、親友がいかに大切な人であったかの方に思いを向けていただけるといいのですが。難しいかな。
今日はカードに尋ねてみます。
・ブロックしているもの「コントロール」
・では、どうするか「真実」
・得られるもの「自由」
・現状「吊るし人」
どんな物事にもネガとポジの両面があります。
ネガを厭ってそれを手放すと、ポジのご褒美が受け取れないのです。
例えば、人を好きになるのが怖い、という方がいらっしゃいます。
どうせいつか別れることになるから
嫌われるかもしれないから
別れるくらいなら好きにならない方がマシ
嫌われるくらいなら付き合わない方がマシ
もったいなくないですか？
相談者さんはすでに親友というかけがえの無い存在を手にしています。
せっかくの大切な親友を罪悪感という暗雲で覆い隠してしまってはもったいないです。
そして、罪悪感はスパイラル。
相談者さんが自分を責めている姿を見て、相談者さんを大切に思っている方もまた、助けてあげられない自分と自分を責めることになるのです。
私にはこんなに大切な親友がいたの
いなくなっちゃって寂しいの
この思いを相談者さんが大切に思っている方、相談者さんを大切に思っている方と共有なさってはいかがでしょうか。
つらかったよね
寂しいよね
大好きだったよね
きっと、そう受け止めてくれます。
回答は海原純子（心療内科医）さんです。
また、体に症状が出たり、睡眠が浅く眠れない状態があったりするような場合は心療内科などの受診も必要です。
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