組織の雰囲気を悪くする私[読売新聞人生案内]

主旨)人生案内をネタに好き勝手書く

60代の会社員男性です。妻と娘の3人で、暮らしています。自分自身についての相談です。

私は、組織の雰囲気を悪くする人間だと思います。人の欠点を指摘して、改善する方法を説教してしまいます。

時に、「そんなこともわからないのか?」と、怒りをあらわにしてしまうこともあります。その結果、これまでに何人もの人が離れていきました。

人とは距離を置くようにしよう、踏み込みすぎないようにしよう。そのように心がけてはいるのですが、うまくできません。そのたびに、自己嫌悪に陥ってしまいます。

よくこの欄で、「このような人がいて困っている」という相談がありますが、まさにその対象のような人間なのです。バカは死ななくては直らないと言いますが、私のことだと思います。

何とかしたいと思っています。アドバイスをお願いします。(神奈川・V男)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

これは妖怪がとりついています。

妖怪サバキモン。

サバキモンに取り憑かれると、なんでもかんでもジャッジせずにはいられなくなるのです。

こ、怖いですね!!

類似品として、人の気持ちに水を差しまくるジョイマーダーラーというのがあります。

この手の(どの手?)悪しきものに憑かれる系の共通点

①類は友を呼ぶ
②朱に交われば赤くなる

人は生まれた時点では口腔内に虫歯菌ってないってご存知ですか?

口移しで何かもらったりとかで、大人が持っている虫歯菌がやってきちゃうのです。

でも虫歯菌もそうそうどこにでも居着くわけでなく、居心地のいい、自分と近しいものがいいんですよね。

サバキモンの居心地がいいのは、過去にサバキモンにダメージを食らわされた人。

ジャッジの痛みを持つ人。

これが①

そして②、何かを1回か2回されたぐらいでは、自己免疫力が回復させてくれるんだけど、繰り返されるうちに自分の本質そのものがサバキモンだと勘違いしちゃうんですよねー。

自分自身がサバキモンになってしまう。

V男さんは①を経由して②になってしまっていたけど、サバキモンの力とV男さんの本質の力が拮抗しているためか、本来の自分を忘れきることはできないようですね(不幸中の幸い!

サバキモンとサヨナラするには、サバキモンと付き合うことのメリットとデメリットを明確にすることです。

攻撃は最大の防御といいますように、攻撃することで何かからご自分を守っていらっしゃるのかもしれませんよね。

絶対にここは触らないでくれ!と頑強な鎧を装着した上、武器までお持ちでいらっしゃる。

セルフイメージを大立ち回りの暴れん坊から、怖がりで震えている子どもに変えてみてはいかがでしょうか。

世界がきっと違うように見えてきますよ。そして必要以上に武装しなくてよくなります。

回答は藤原智美(作家)さんです。

あなたの反省、自己嫌悪を周囲の人たちは知りません。傷つけてしまったと思う相手に、素直に謝ることはできますか? そこから始めてみませんか。

弱い犬ほどよく吠える、は真理です。

自分が弱い犬だと認めれば楽になれます。

そして。

サバキモンとジョイマーダラーの他にもうひとつ、

弱き物に鎧を着込ませる

困った妖怪/モンスターがいます。

それは何か。

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