50代前半のパート女性です。最近、著名な方などが自殺されたというニュースをよく耳にします。そして、そんなニュースの後には、いろいろな悩みの相談に応じている団体の電話番号などがよく案内されていますね。
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私自身は、自殺をしたいと考えたことはありません。しかし、もしも友達から、自殺を考えているなどと相談されたときに、どうしたら引き留めることができるのか、その答えがわかりません。(大阪・B子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220625-OYT8T50075/
死にたいのではなく、辛い現状から逃げたいだけ。
死ぬ以外の逃げる手段があれば死ななくていいんでしょうね。
そして相談者さんが知りたいのは「なぜ自死がいけないのか」というより、自殺を考えている知人がいたらどうやって引き留めればいいか、その手段。
今日はサイコロです。
天風姤の3爻
臀无膚/其行次且/厲/无大咎
良くない物を欲しがっておちつかなくいる、それは手に入らない、しかし良くない物が手に入らないのは結果的にいいことである
未来を示す之卦は天水訟、不満はあっても殊更変化をさせない、手柄をひけらかしたりしなければ吉となる
解決策を示す互卦は乾為天、元亨貞利、正しい道を突き進めば物事は享る
わかった、わかったよ。
「なぜ自死はいけないの?」とか「なぜ人を殺しちゃいけないの?」系の問いをされる方って、ハスに構えているというか、感情に走ることを潔しとしない気配が濃いような気がするんですが。
が。
相談者さん、実は熱い方なのでは。
ほんとは死んで欲しくない。死なないで!って大声で言いたい。でもそれが、功を奏するかどうかわからない。
だから、絶対に効果のある手段を知りたい。
あなたに生きていてほしい
それだけが言えたらいいのに、それでは足りないと思っていらっしゃる。
死にたいと思うほど苦しい方がいたら、手を貸してあげられないことがもどかしい。
苦しんでいるくらいなら死んだほうがマシなのかも、という考えが頭をよぎるのでしょう。
ちょうどねー、昨日これ見たんですよ。
最終話、なんもしない人さんへの依頼は「自殺してしまった知人の帽子をかぶって一緒にお茶を飲んでほしい」でした。なんもしない人さんがしたことは、依頼者さんに故人の日々は絶望だけに彩られていたのではないと感じさせることでした。
残された人はどうひっくり返っても自分を責めます。最悪の結果を避ける手段はないかと考えるでしょう。
でも。
対策を講じたってそれが功を奏するかどうかなんてわかりません。
大切な人に、大切だとわかってもらうこと、大切だと思っていると伝えること、普段からそれをしておく以上のことはないのではないでしょうか。
辛かったら死んでもシャーないやん、ではなく、私はあなたに生きていて欲しい、あなたがいないと寂しい、それを投げかけ続けることです、普段から(ここ、重要。
回答は出久根達郎(作家)さん。
黙って、相手に存分に語らせよ。案外、それが自殺防止のカギなのかもしれません。
おお、これは「ほにゃらら電話」でも推奨されていることですよ。