2月の読書メーター
読んだ本の数:45
読んだページ数:10224
ナイス数:289
絵本作家のブルースの感想
新聞1面の最下段にしょっちゅう広告が出されていて、否が応でも目につきました。発行元は読書サポートというNPO。金もってんなー、と思った私を許してください。神戸に結構値のはる絵本講座があるのだけど、表現の手段として絵本を選ぶ人が明らかに増えた印象があります。絵本作家の創作の日常を大人に知らしめる効果大の本ってとこかな。
読了日:02月28日 著者:長谷川義史
新装版-膠着-スナマチ株式会社奮闘記 (中公文庫)の感想
初著者さん。他作品をまったく知らないのですが、嫌味なくコミカルな文体にサクサク読めました。佃製作所を彷彿とさせる箇所も。企業小説に必要な要素がすべて詰め込まれているためか、流れにご都合主義のところが無きにしもあらずですが、誰も不幸にならず読後感も爽やか。アイデア出しの煮詰まっていく臨場感に刺激されました。
読了日:02月28日 著者:今野 敏
ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない (SB新書)の感想
ふつう=多数派のように解されがちだけど、家族のふつうは多数派ではなくて戸籍制度的に望ましいもの。お国の望む家を構成する要素として家父長制とかが確立されたのは明治時代。一億総中流とかホワイトカラー化とか言われたけど統計的にはブルーカラーも1次産業従事者も両親が揃ってない家の比率も実は高かったと知って、国の思惑の「ふつう」に右往左往させられるのってバカみたい、と思ったのは何年前だったか。家族とは港。自分がここちよければ「ふつう」である必要などない。無理に枠に押し込めてきたことがほころんで色んな問題が起きている
読了日:02月26日 著者:大塚 玲子
生きづらい明治社会――不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書)の感想
これがジュニア新書??いまある社会のいろんな矛盾は明治の無理やりな方向転換に端を発していると思っているのですが、自己責任論もしっかりと明治から始まっていたのでした。時代の転換期にうまくやり抜けた人が自分の成功論を既得権としてしまったのだな。
読了日:02月25日 著者:松沢 裕作
「好き嫌い」と才能の感想
努力すれば誰にでもできる論は、普通でない天才肌の人にはかえって受け入れがたいものなのでは。個人の好き嫌いという普遍化しにくいもの、再現性の少ないものにスポットを
当てたのはいいけれど。モゴモゴ。
読了日:02月25日 著者:楠木 建
うたえ! エーリンナ(1) (星海社コミックス)の感想
すご本で紹介されていたらしい。https://togetter.com/li/1223380 ツイ4という独特の形式、サトコとナダもそうだったけど、凝縮されたものがなんかのきっかけに滲み出るのすごいな。抑圧されていた女子の物語だけど、神とな何か、という壮大なテーマについて実は触れられていたような読後感。
読了日:02月25日 著者:佐藤二葉
WordPressのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用 5.x対応版の感想
本なんか買ったって役に立たないよ、と言われたけどほんとにそうだった。パソコンで初めてサイトを作る、ぐらいの人にだったら参考になるかも。
読了日:02月24日 著者:竹下 和人,額賀 順子,占部 紘,シマキョウスケ
ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる
読了日:02月24日 著者:矢嶋美由希
我、拗ね者として生涯を閉ずの感想
このような人が拗ね者ではなくMOR的な存在でいることが可能な組織であるならば新聞がこうも廃れることはなかったのでは。
読了日:02月24日 著者:本田 靖春
運気を磨く 心を浄化する三つの技法 (光文社新書)の感想
目次だけで挫折。こんな本を手にとってしまった己の浅ましさが恥ずかしい。
読了日:02月24日 著者:田坂 広志
なんびょうにっき (ナックルズ the BEST)の感想
unlimited で。恐ろしい。この手の(どの手?)闘病記を読むと、自分が元気でいるのはほんとタマタマなのだと思わされる。病気そのものの記述もですが、おかあさんを気遣う思いがご本人を暖かく包んでいる感じが闘病のしんどさを薄めてくれました。
読了日:02月22日 著者:さとうみゆき
銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)の感想
卒業が最終回になることはわかっていたけど、あまりにまとめますよ感が強く鼻白んでしまった私を許してください。動物のお医者さんでは獣医学部志望者が増え、この作品によって農業高校志望者がそれはそれは増えたことでしょう。とてもよいことだと思います。最終巻で一番よかったのは八軒パパだな。
読了日:02月21日 著者:荒川 弘
バタフライ 17歳のシリア難民少女がリオ五輪で泳ぐまでの感想
巨人の星的な物語は基本的に苦手で、たとえそのスポーツによって救われることになったとしても、それを有無を言わせず親から強制されるという設定は私はどうにもどうにも苦手でして。冒頭の父親の鬼コーチぶりのなんだかなあ感を最後まで消化できず。著者は水泳に救われたんですけどね。もとい、著者自身以外の人もね。難民五輪選手団の意義も遅まきながら理解しますた。
読了日:02月19日 著者:ユスラ・マルディニ
一休 (1975年)の感想
作家が自身の育ちに一休を重ねたもののようで、みたこともない和尚が親しく思われる、という一文にこの作品への思いがうかがわれる。
読了日:02月19日 著者:水上 勉
医道の日本 2020年2月号(1-2月号連動企画 ツボの選び方2)の感想
前号に続きの特集が誌面の大部分。手抜きと言えなくもないけど、これはこれでいいか。
読了日:02月19日 著者:
易を読むために 〔易学基礎講座 〕の感想
黒岩門下生の方に診てもらったら読みがすごかったので、どんなものかと手にとりました。次に3巻の全釈が控えているので、そこにいたるまでの触り。これなら本田済の易のほうがおすすめ。
読了日:02月19日 著者:黒岩重人
明日をさがす旅 故郷を追われた子どもたち (世界傑作童話シリーズ)の感想
難民とはなにか、難民を受け入れるとはどういうことかということがリアルに感じられました。ユダヤ人というと特別なもの、自分とは関係ないように思うかもしれないけれど、住むところを奪われるという意味ではホームレスだって同じ。各章にある「家をはなれて◯日目」という表記が過ごす日々の過酷さを浸みさせました。民族間のヘイトは他人事ではないし、複数の世代にまたがっています。いつ自分の身にふりかかることかはわからない。後書きで「シリアは歴史上もっとも残虐で邪悪だと言っていいい戦争の6年目に突入しています」とあります。→
読了日:02月18日 著者:アラン・グラッツ
「言葉にできる」は武器になる。の感想
遅まきながら読了。最近受けたとあるセミナー、その内容のほとんどがこの本からのものと判明。そんだけ使えるということで、今まで読んだどんな書き方指南の書籍より役に立ちました。
読了日:02月16日 著者:梅田 悟司
『正岡子規全集・83作品⇒1冊』【さし絵・図解つき】の感想
電子書籍ならでは。
読了日:02月15日 著者:正岡 子規
重版出来! (14) (ビッグコミックス)の感想
この2年ほどでブックカフェがすごい増えたけど、連載時はそういう動きにほぼシンクロだったのだな。これ読んで、自分でもやろう、と思う人がきっと何人もでてくることでしょう。
読了日:02月14日 著者:松田 奈緒子
イスラムが効く!の感想
読みかけだったのを読了。他レビューにもありますが、中田考がからんだためか、内藤正典の他著書と比べたらえらい物言いが乱暴だこと。
読了日:02月12日 著者:内藤正典,中田考
豆苗レシピ 村上農園社員がためして納得!―――「食卓の救世主」ビタミンCはほうれんそうの2倍の感想
我が家では豆苗は文鳥さまのおやつでしかなく、人が口にすることはほとんどなくて(スイマセン)、凪のお暇を見てから、人が食べてもいいんだと思えるようになりました(スイマセン、スイマセン)。レシピ本というより、メーカーさんの自社製品への愛に満ちた本。
読了日:02月12日 著者:村上農園豆苗研究会
みんなちがって、みんなダメの感想
「言葉が暴力なのではありません。言われた方が、それを暴力と認識し、自分で自分を傷つけているんです。言葉を暴力に変換する回路を自分で作っているから、そうなるんです。」 これこそが自己責任論では。暴力をふるってる人の責任はどうなるのか。表紙はひどい。
読了日:02月12日 著者:中田 考
異端の鳥 (1982年) (角川文庫)の感想
映画化ということで原作を手に取りました。ラストは読んでる途中には思いもつかない光明。言葉を発することができなくても、人の中に言葉はある。
読了日:02月12日 著者:イエールジ・コジンスキー
ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)の感想
精神科医の仕事とはこれか、と納得。
読了日:02月12日 著者:帚木蓬生
クリスマスのインタビューの感想
他レビューにもあるように、ちょっと残念。
読了日:02月10日 著者:吉池 好高
百人遊女 1巻 (SPコミックス)の感想
ぶんか社本の表紙で著者を知り、辿ってみたらリイド社へ。前者がコンビニ本なら後者はラーメン屋とか定食屋で読むものか。名前を認識していなかっただけで著者の作品はいくつか既読でした。遊女ものは多々あれど、情緒ある絵柄と性交描写がそう多くないことに、池波正太郎などを読んでるような安心感が。時代もの描くのに和服をちゃんと描ける画力は必須ですな。
読了日:02月10日 著者:坂辺周一
comic RiSky(リスキー) Vol.10 SNSいじめ
読了日:02月10日 著者:カワディMAX,big brother,飯星シンヤ,飯富まつり,摩耶夕湖
(合本版)旅人、《愚者》: タロット 78枚の物語 (魔女のアルカナ文庫)の感想
ウェイト版の画像がフリーになったから、という動機で書かれたものだそうで。
読了日:02月09日 著者:丸木戸サキ
世界の卵スプレッドでタロット占い
読了日:02月09日 著者:松村潔
銭鬼~借金地獄・銭の復讐~ (3) (ストーリーな女たち)の感想
unlimited庭りか読破キャンペーン中。銭ゲバものなのだけど、主人公のルックスが醜いと設定されているとこにまさかの落とし穴。この画風(画力)では醜さのほどが伝わらない。実は清い心であった、という落ちには醜さの対比が必要であるからなー。
読了日:02月09日 著者:庭りか
銭鬼~借金地獄・銭の復讐~ (2) (ストーリーな女たち)
読了日:02月09日 著者:庭りか
銭鬼~借金地獄・銭の復讐~ (1) (ストーリーな女たち)
読了日:02月09日 著者:庭りか
内臓いっこ取っちゃった
読了日:02月09日 著者:内村かなめ
「小児性愛」という病 ―それは愛ではないの感想
病名というのは治すために必要なもので、病名がついて安心するってのは治す術の可能性があるからなはずなのに、発達障害などが病名ついて安心するってのは病名がつかないと持って生まれた性質だと判断され排斥の対象になるから。つまりは排斥するってことそのものが問題なのに、非排斥者が自責する傾向なのは変わらんのー。小児性愛は社会の”せい”であると明言されてるので納得&安心。男尊女卑の社会が生んだ病。パンドラの匣を開く機会はゼロでいい。
読了日:02月08日 著者:斉藤 章佳
オレンジページ Sサイズ 2020年2/17号の感想
そそったのはジプロックで作るお味噌だけだったのだけど、立ち読みで澄ませばいいものをつい買ってしまったのはSサイズマジック。
読了日:02月06日 著者:
3分クッキング 2020年2月号の感想
味付けが塩麹だけ、というイカと里芋の煮物があり、ほんまに味つくんかいな、と不安だったけどおいしくできました。
読了日:02月06日 著者:
SMILE! 下巻 (ぶんか社コミックス)の感想
庭りか全作品読破チャレンジ続行中。舞台女優という華やかな世界を描くのにいつものストイックすぎる描き込みの無さ。どんな小道具を置くか読者の想像力が試される。白い背景と引き換え過剰なセリフ、翻訳もののような説明口調が癖になってしまっているとわかった。親に否定された悲しい子の末路が、サバイバーによって光をともされるという感動的な話なのに、気持ちを高ぶらせない画面の白さ(褒めてます。
読了日:02月06日 著者:庭りか
SMILE! 上巻 (ぶんか社コミックス)
読了日:02月06日 著者:庭りか
定年後の仕事選び―週刊東洋経済eビジネス新書No.235の感想
過去の東洋経済掲載記事のピックアップ集。手軽に読めていいですね。
読了日:02月06日 著者:
赤い花白い花 (2) (ストーリーな女たち)の感想
unlimited での庭りか制覇に挑んでおります。
読了日:02月05日 著者:庭りか
赤い花白い花 (1) (ストーリーな女たち)の感想
unlimited での庭りか制覇に挑んでおります。
読了日:02月05日 著者:庭りか
花を咲かそう (2) (ストーリーな女たち)の感想
unlimited での庭りか制覇に挑んでおります。
読了日:02月05日 著者:庭りか
花を咲かそう (1) (ストーリーな女たち)
読了日:02月05日 著者:庭りか
クトゥルフの呼び声 (クラシックCOMIC)の感想
新聞かなんかでたまたま目にしたクトゥルフ、読んだことないしどんな話か全然知らないんだー、と言ったら息子が、はい、と自分の部屋から持ってきてくれました。指輪物語が比較対象としてあげられているのを見て、やや納得。指輪物語に熱狂する人がいるように、クトゥルフの世界にはまり込む人がいるということなのだな(有識者の方々、怒らないで。
読了日:02月03日 著者:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
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