2020年12月10日分
ギャンブル依存症が病気、ってのがどうもピンとこなくて、なんでもかんでも病気かい!病名を求める人に応えていたら銀河系の星の数ほど病気ができてまうわ、と思っていましたが、この本を読んでちょっと納得したことがあります。
ゲーム依存症がWHOによって病気と認定されたことについて触れられていました。
ゲームにはまることによって引きこもりになるとか、そのせいで体調悪くなるとか、いろんな好ましくない現象が引き起こされますよね。その現象盛りの状態を病気とし、それを引き起こした原因がゲームだから、ゲーム依存症という病気だ、ということで。
病気の定義としてこの理屈はすごく納得です。
依存症は病気だから当人を責めないで、という流れもありますね。当人にはどうにもできないのですね。
原因はなんであってもね。
汚部屋しかり、いったん外れたタガはそう簡単に元には戻りません。戻せと言われて戻せるなら警察いらんやんね!です。
このご相談者さん、依存症との境界を超えないところで微妙に立ち止まっていらっしゃったのではないかな、と。
ゲームにハマってる時だったらゲーム依存症だし、漫画が止められないのだったら買い物依存症だろうし。
〜しなさい、という正論が最も通じにくい相手のように思います。
つまり、何らかの強制力が必要なような。
今日はカードです。
ブロックしているもの「過去世」
今ある問題が自分が作ったのではなくて自分より上の世代から引き継いだもの。
じゃあ問題って何?
では、どうするか「信頼」
絶対に辿り着ける、と信頼に値する目標設定が必要です。
得られるもの「流れ」
手にする前から取捨選択をするのではなく、酸いも甘いも受け止めること。そこにお宝がある。
現状「戦車の逆位置」
逆位置なのでチャレンジできていない、恐れがある、となります。
相談者さんの問題は浪費ではなく、逃避癖、つまりはチャレンジできないことではないかな、と。
そしてそれは上の世代から引き継いだものであるのでは?
過去から引き継いだ負の遺産がある上、さらに介護の責任などこの方に背負えるものではないのでは。
戦車のカードを見た瞬間に思ったことは、これは行き着くとこまで行き着かないと目が覚めないのではないだろか、と私にしては珍しく厳しめの内容となりました。
と、ここまで書いてきて、この方はひとりっ子ではないかなと思いました。自由にさせて貰えているようで、実は選択肢はすごく限られている、親の守備範囲を逸脱することのないように。
回答です。
この手の回答って(どの?)ほんっと「それができたらとっくにしとるわい!」というものばかりで。
これしかないやろ、という正論提案を相談者さんが受け入れてくれることを願うのみです。
こういう人って(どういう?)どんなに行き詰まった状態になっても、なんやかんや言いながらやり過ごせるとこありますしね。それがあるから、やり方を変えようとしなかったんでしょうけれどね。