50代の女性。飲食店を経営しています。常連のお客様が亡くなったと人づてに聞きました。心の支えにもなっていた大切な男性でした。
↓
あまりに悲しくて気力が湧きません。どうか前向きになれる一言をください。(兵庫・I子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220607-OYT8T50121/
相手がどんな人であれ、残されたものは別れを悲しみ、生きていくためにそれを受け入れなくてはならない。
葬儀とは残された人が故人との別れを受け入れるために必要なもの。
相談者さんはそれができていないから、悲しみにずっと引きずられてしまいますね。
亡くなられた後に大切さに改めて気づかれた相談者さんの悲しみはひとしおなことでしょう。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「主導権争い」
・では、どうするか「つながり」
・得られるもの「成功」
・現状「戦車の逆位置」
亡くなられた男性はどうしてわざわざ電話をくださったのでしょう。
相談者さんとお店を未来につなげていくためだったのではないでしょうか。
ご自身を未来につなげていくことこそが故人の思いに報いること。
別れのつらさは大切な存在であったことの証。
故人とつながり続けてください。
お店の片隅にでもその方のための場所を作り、お好きであったであろうものをお供えし毎日語りかける。
その方がお元気であったならかけてくださったであろう言葉が相談者さんの心にやってくるでしょう。
交わせなかった言葉、交わすはずだった言葉を文章にしたためていただくことも。
これからも多くのものを受け取ることができるでしょう。
故人は相談者さんの心に種をまいてくれています、水をやって育ててください。
どんな花が咲くか楽しみですね。
回答は藤原智美(作家)さん。
いつの日かかならず、お店が元のようににぎわい、あなたの頬に笑みが戻るでしょう。それは天国から送られた、その方の贈り物です。
残されたものはどうしても自分を責めるし悔いるけど、それを少しでも減らすには貰ったものを育てていくのがいいよね。恩返しじゃなくて恩送りをこれからしていかなくては。
滝詣連続665日目(2022/06/08現在)
エサ係さんを待つヌコと、そのエサの横取りを虎視眈々と狙う鳩。