50代の女性。夫が病を抱えながら働いています。体調に波があり、調子が良いと上機嫌で遊びに行くこともありますが、悪いと不機嫌をまき散らします。
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子供たちが独立して、夫婦2人になり、今の生活に疑問を感じるようになりました。毎日がつらく、失踪したいとすら思います。養ってもらっている立場で、看病ともいえないようなことさえ我慢できない私は間違っていますか? (兵庫・R子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221203-OYT8T50016/
間違っているかと問われたら、間違ってなどいません。夫さんのモラハラに神経を削られるような日々が何十年も続いていたのは、さぞかししんどかったことでしょう。
みなさんご存知のように(知らんか)かつてコネクトロンのサイトを訪問してくださる方の検索ワード、「お金がなくて離婚できない」が非常に多かったです。
かつては収入手段のない女性が夫の収入から離れられないが故の「離婚できない」でしたが、昨今の不景気で夫さんの収入もヤバくなり、沈みゆく泥舟からいつ離脱すべきかというケースも増えてきたように思います。
どっちにしても必要なのは経済力ですが、経済力の有無以前に大切なことが。
今日はサイコロです。
沢山咸の4爻、正しいことを感じ会えるなら思いは通じる
未来を示す之卦は水山蹇、ひとり進むことばかり考えず、周囲と協力することで打開できる
解決策を示す互卦は天風姤、強いものばかりでは世界は成り立たない
お二人は対等なパートナーです。支え合いいたわり合う関係です。
ひょっとして相談者さんの中には、夫婦とは支える側、支えられる側、とどちらかがひとつの役割だけをするものという考えがありませんでしたか?
その考えに夫さんがスッポリとはまり込んでしまっているようですよ。
>養ってもらっている立場で、看病ともいえないようなことさえ我慢できない私
この1文が相談者さんの考えを象徴しています。夫さんからしたら、そうかお前はそういう考えなんだよなじゃあ俺もそうするよ、そういう状態でしょう。
体調が悪い夫さんこそ、相談者さんの大切さがわかるべきでしょう。
相談者さんあってのご主人の生活であること、臆せずに訴えてください。高圧的な態度への恐れがあるやもしれませんが、ここは一踏ん張りを。
なんやかんやいって、結局困るのは夫さんですよ。
回答は海原純子(心療内科医)さんです。
まずは、あなたがいなければ生活できないと、夫にしっかり認識してもらうことです。そのために、我慢しないこと、疲れたときは休むこと、理不尽な八つ当たりやモラハラに立ち向かうことから始めてください。
そやねん、そやねん、「誰に食わせてもらってるんだ」系の発言をするモラオこそ、「食わせてやってる」妻がいなくなったら困るのですよ。