これ↓の続き。
忘れていません、忘れていませんよ!ほんとに書けなくて困っていたのです。私の思うところが読者のみなさまに伝わるかどうか、書き始めた今でも自信がありません。
TODAY’S CONTENTS
1:BMさんが好きなもの
2:BMさんが好きな画家
3:ラッセンの絵
4:昭和の応接間
1:BMさんが好きなもの
BBAってむかつくよね!さん、何がやりたいかわからない病でした。そしてBBAってむかつくよね!さん(長いので以下、BMさんと略す)、私の苦手な「何が好きかわからない」方だったのです。
何が好きかわからない、と言葉を向けても「〜が好きなんですよ!」と返ってきたことがありません。幅広いといえば幅広いのかもしれませんが、服装にしても好む作家やミュージシャンにしても特定の傾向がわからないのです。
はい、そんな人いくらでもいます。
が。
BMさんには「何が好きかわからない」という問題があるのです。好きなものがない人、わからない人だっていくらでもいます。
が。
それらの人々とBMさんを分かつもの、それはBMさんはわからないということを問題とされている、ということです。
お仕事の方向性を定めるためにあーでもないこーでもないと言葉を交わしていました。そしてやっぱり私は「BMさんて何が好きなのかわかんないんだよ」と言ってしまいます。
美術館とか好きなんですけどねー
おっと、これは初めて聞いた。
そうそう、思い出しました。SNS上でBMさんが音楽会とかに行かれた様子を見まして、その時もお尋ねしたんですよ、どんな音楽が好きなの?と。
家族と行くのが好き、というお答えでした。特定の音楽が好きだから音楽会に足を運ぶのではなく、家族と一緒、ということが重要なようです。家族に対しては十二分にぼやかれていますのに、わざわざ一緒に音楽会に行く、というのも不思議でした。
2:BMさんが好きな画家
美術館が好き、だけじゃわかんないよ。好きな画家って誰?
BMさんは◯◯と答えました。社会人になったとき、かなりの大枚はたいて◯◯の絵を買ったんですよ、と。
その名を聞いて、私はBMさんの美意識を構成するものの正体がわかったような気がしました。
さらに決定的なこと、ラッセンが好きだと思われるのは嫌なんですよね、との発言。
3:ラッセンの絵
◯◯がラッセンと並び称されている存在だということはわかっていらっしゃるわけです。
さて、例えになるかどうか。
自他共に認める映画マニアと、デートで映画を見にいくくらいの人、後者が選ぶ映画を前者が見にいくことは作品によってはあるかもしれません。
が。
前者が選ぶ作品で、後者は絶対に手を出さないものってありますよね。手を出さないどころか、その視野、選択肢にすら入らないというもの。
ラッセンが映画だとするなら、映画マニアが選ぶものではないとは思いませんか?私個人の感想です、と言い切れないです。かなり一般的な評価のように感じます。
4:昭和の応接間
絵ってなんで好きになったの?家の中で絵が好きだった人いた?
おじいちゃん、近所の画家さんが絵をよく持ってきていた、応接間に飾ってあった、応接間の雰囲気が大好きだった、応接間の窓から見える庭も大好きだった。
ここまで聞いて完璧にわかりました。BMさんの美意識のなんたるか。
昭和の応接間といって、すぐにイメージできる方いらっしゃるでしょうか。応接セットがあって、サイドボードがあって、本棚には百科事典、全集、油絵がかかっている。陶器や彫刻もあるかもしれません。
うってつけのものを見つけました。
*古き良き時代*懐かしくもあたたかい昭和テイストあふれる住まいの風景集。
何かを調べるために百科事典が開かれることは滅多にありません。絵や彫刻にその家の主の嗜好がうかがえることもありません。
つまりこれは、応接間というパッケージなのです。必ずしも自分がすんごい好きなものを応接間に置いているわけではありません。パッケージを作り上げることが大切なのです。
高度成長期のとき、団地なるパッケージも普及しましたね。団地族より経済力のある一戸建て族は、応接間を持つことをいわばステイタスとしたのです。
応接間はあくまで来客向け、家族が集う場所ではありません。対外的なメンツのための場所です。
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冬の鍋(それも山で)はサイコー!!